3月24日(日)〜28日(木)、ちとせ研究所は東京農業大学で開催された日本農芸化学会2024年大会と創立100周年記念大会に参加いたしました。日本農芸化学会は、化学と生物の融合領域で社会に貢献する農学基礎研究を推進する研究者の集まりとして最大規模の学会で、今年で創立100周年を迎えます。ちとせ研究所として、26日の100周年記念大会の特別企画にTech&Biz Development Div.の野村純平、猪崎風葉、Communication Design Div.の上戸麻依子、今野夏穂が参加、また27日のシンポジウムにはChief Innovation Officerの笠原堅が講演させていただきました。
<100周年記念企画「農芸化学を体感する」>
3月26日(火)に開催された100周年記念企画「農芸化学を体感する」は、農芸化学の科学や技術の粋を極めた成果物を生産、販売する企業が出展し、その成果物の説明や試食などを通じ、大会参加者に農芸化学の幅広さや奥深さを体感してもらう企画です。ちとせ研究所は、藻類を基点とした新産業構築を目指すMATSURIプロジェクトを紹介いたしました。
ちとせ研究所の他にも、本企画には食品業界をはじめ様々な企業が出展し、約50の展示ブースが多くの来場者で賑わいました。ちとせ研究所の前身であるネオ・モルガン研究所の時代から知ってくださっている方も多数いらっしゃり、「活躍を期待している」「ここまで大きくなって感慨深い」など暖かい声を掛けていただきました。また、会場には学生も多く訪れ、働く場所としてのちとせ研究所についても紹介する機会となり、有益な交流の場となりました。
<講演「太陽光とCO2を直接原料とする藻類を活用したバイオものづくり」>
3月27日(木)には、新資源生物変換研究会シンポジウム「生物変換を司る代謝機能の新基軸とその応用展開」が行われ、ちとせ研究所 Chief Innovation Officer 笠原堅も講師の一人としてご招待いただきました。笠原は、「太陽光とCO2を直接原料とする藻類を活用したバイオものづくり」と題した講演で、藻類の代謝機能の優位性や藻類で産業がバイオ化される未来像などについてご説明させていただきました。
講演者所感
学会3日目の午前中という一番人が集まりにくい日程ではありましたが、一番大きな会場が8割ほど埋まるほどの多くの方にお越しいただきました。代謝の新基軸がテーマのシンポジウムで、代謝がまだよくわかっていない藻類の話題ということでシンポジウム趣旨との若干のずれはありましたが、バイオものづくりのスケール感のあるべき像や何をターゲットにして、どこまでをバイオでやるのが良いのかというところを考えてもらうきっかけを作れたかなと思いました。
講演概要
題目:太陽光とCO2を直接原料とする藻類を活用したバイオものづくり
日時:2024年3月27日(木)
会場:東京農業大学 1号館
演者:ちとせ研究所 Chief Innovation Officer 笠原堅
イベント概要
イベント名:日本農芸化学会2024年度大会100周年記念大会
日時:2024年3月24日(日)~28日(木)
※企業出展は「農芸化学を体感する」は3月26日(水)のみ
会場:東京農業大学世田谷キャンパス国際センター2階
コピーされました